COLUMN
リフォームに相見積もりは必要?依頼時のコツも解説
リフォーム工事を検討する際、「相見積もりは必要なのか」「何社くらいに依頼すればよいのか」と悩む方は少なくありません。
リフォームは定価のある商品と異なり、業者によって提案内容や費用が大きく変わるものです。
そのため、1社だけの見積もりでは適正価格かどうかの判断が難しく、トラブルのリスクも高まります。
複数の業者から見積もりを取る「相見積もり」は、より良い業者との出会いにつながり、安心して工事を依頼するための重要な準備となっています。
この記事では、リフォームの相見積もりについて、その必要性から見積もりを依頼する際のコツ、マナーまで詳しく解説していきましょう。
リフォームをご検討の方へ
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目次
リフォームに相見積もりは必要な理由
住まいの快適さや資産価値を高めるリフォーム工事。
近年では、複数の業者から見積もりを取る「相見積もり」が一般的になっています。
実は相見積もりは、当初、悪徳業者から消費者を守る手段として推奨されるようになりました。高齢者などを狙った高額請求や手抜き工事といった問題が社会問題化したことがきっかけです。
しかし現在では、単なる価格の比較だけでなく、より良い業者と出会うための重要な手段として認識されています。
リフォーム工事は、テレビやエアコンなどと異なり、商品としての定価が存在しません。
同じ工事内容でも、業者によって使用する材料や設備、施工方法、人件費などが異なるため、費用は大きく変動します。
その差は、時として数十万円から数百万円に及ぶこともあります。
1社だけの見積もりでは、その金額が適正なのか、また提案された工事内容が本当に必要なのかを判断することが難しい状況です。
複数の業者から見積もりを取ることで、おおよその相場観をつかむことができ、過度に高額な見積もりや不必要な工事を防ぐことができます。
また、それぞれの業者の提案力や技術力、アフターフォローの充実度などを比較検討することで、自分に合った業者を見つけやすくなります。
実際に担当者と打ち合わせをする中で、コミュニケーション力や対応の丁寧さも確認できるため、信頼できる業者を選ぶ判断材料が増えます。
業者との打ち合わせでは、プランや材料の選定、工期の調整など、さまざまな相談が必要になります。
そのため、担当者の説明の分かりやすさや、要望への対応力なども、業者選びの重要なポイントとなってきます。
さらに、業者間の競争意識が働くことで、より質の高い提案や適正価格での見積もりを引き出すことができ、不必要な工事を防ぐことにもつながります。
見積もり内容を比較することで、工事の優先順位や、予算内で実現できる最適な提案を見つけることも可能になります。
リフォームの見積もりは何社に依頼する?
リフォームの相見積もりでは、2~5社程度に依頼するのが一般的です。
実際のデータによると、多くの方が3社前後の業者に見積もりを依頼しており、これには合理的な理由があります。
見積もり依頼は単なる価格の比較だけでなく、業者の提案力や対応力を確認する機会にもなります。
しかし、あまりに多くの業者に依頼すると、かえって比較検討が難しくなってしまうのです。
たとえば、6社以上に依頼すると、各社との打ち合わせや現地調査の日程調整に多くの時間を取られます。
また、提案内容が多すぎることで、かえって判断が難しくなり、選定に時間がかかってしまう可能性もあります。
一方、1社だけでは比較対象がなく、適正価格や提案内容の妥当性を判断することが困難です。
2社では比較はできるものの、やや物足りない印象があります。
3社程度の見積もりを比較することで、価格や提案内容の相場感をつかみやすく、なおかつ各社の特徴も把握しやすくなります。
また業者側も、3社程度の競合であれば、受注の可能性を意識して、より良い提案を行う意欲が高まるといわれています。
競合他社が多すぎると、受注確率が低くなるため、見積もりや提案に十分な時間をかけることが難しくなる場合もあります。
見積もりを依頼する業者は、事前に会社の実績や評判、対応エリアなどを確認し、信頼できそうな業者を厳選することが重要です。
地域密着型の業者や、手がけたい工事の実績が豊富な業者など、自身のニーズに合った業者を選んでおくと、より効率的な相見積もりが可能になります。
リフォームの見積もりにかかる費用
リフォームの見積もりは、基本的に無料で行われるのが一般的です。
近隣エリアでの概算見積もりであれば、ほとんどの業者が無料で対応しています。
しかし、以下のような場合には費用が発生することがあるため、事前に確認しておくことをおすすめします。
- 遠方への出張を伴う現地調査が必要な場合の出張費
- 耐震診断や雨漏り診断など、専門的な調査が必要な場合の診断料
- 詳細な図面作成やプランニングが必要な場合の設計料
不安な場合は、「見積もりは無料か」「どこまでの範囲が無料なのか」を事前に確認しておくとよいでしょう。
リフォームの見積もりを行う際のコツ
リフォームの見積もりを依頼する際は、いくつかの重要なポイントがあります。
これらを押さえることで、より正確な見積もりを取得でき、後々のトラブルも防ぐことができます。
以下、具体的なコツを見ていきましょう。
相見積もりであることを伝える
見積もりを依頼する際は、複数の業者に相見積もりを依頼していることを、率直に伝えましょう。
「相見積もりと言うと、嫌な顔をされるのでは」と心配する方もいますが、そのような心配は不要です。
相見積もりは一般的な慣習として定着しており、むしろ伝えておくことで、より具体的な提案を引き出せる可能性があります。
予算と希望の工事内容を明確に伝える
予算と具体的な工事の希望内容は、できるだけ明確に伝えることが重要です。
要望があいまいだと、業者側も適切な提案ができず、見積もり金額が予算と大きくかけ離れてしまう可能性があります。
なお、相見積もりの際は、すべての業者に同じ条件で依頼することが大切です。
業者によって希望の条件を変えてしまうと、正確な比較ができなくなってしまいます。
たとえば、ある業者には「予算を抑えめに」と伝え、別の業者には「グレードの高い設備で」と伝えるようなことは避けましょう。
予算と希望の工事内容を明確に伝える
予算と具体的な工事の希望内容は、できるだけ明確に伝えることが重要です。
要望があいまいだと、業者側も適切な提案ができず、見積もり金額が予算と大きくかけ離れてしまう可能性があります。
なお、相見積もりの際は、すべての業者に同じ条件で依頼することが大切です。
業者によって希望の条件を変えてしまうと、正確な比較ができなくなってしまいます。
たとえば、ある業者には「予算を抑えめに」と伝え、別の業者には「グレードの高い設備で」と伝えるようなことは避けましょう。
間取りがあれば準備しておく
現在の間取り図がある場合は、見積もり依頼時に用意しておくと便利です。
図面があることで、より正確な見積もりが可能になり、業者からも具体的な提案を受けやすくなります。
また、過去のリフォーム履歴や、建物の設計図なども持っていれば、あわせて提示すると良いでしょう。
対面で打ち合わせをする
電話やメールだけでなく、できるだけ対面での打ち合わせの機会を設けましょう。
直接会って話をすることで、業者の人柄や提案に対する熱意、専門知識の深さなども確認することができます。
また、その場で疑問点を解消したり、具体的な要望を詳しく伝えたりすることも可能です。
業者との相性、アフターサービスの充実度も比較する
見積金額だけでなく、担当者との相性やコミュニケーションの取りやすさも重要な判断材料です。
また、工事後のアフターフォローの内容や保証の有無なども、しっかり確認しておきましょう。
施工後に不具合が見つかった場合の対応方針や、定期点検のサービスの有無なども、業者選びの重要なポイントとなります。
見積書が届くまで時間を要する場合があることを把握しておく
現地調査後、見積書の提出までは通常7〜10日程度かかることが一般的です。
大規模なリフォームの場合は、2〜3週間以上必要になることもあります。
急いでいる場合は、見積書の提出期限について業者と事前に相談し、スケジュールの調整を行うことをおすすめします。
リフォーム業者の比較時に確認すべきポイント
見積書を受け取ったら、単に金額だけを見て判断するのではなく、複数の観点から比較検討することが大切です。
ここでは、業者選びで重要となる4つのポイントについて詳しく解説します。
見積もり価格
見積もり価格の確認では、総額だけでなく、内訳の詳細までしっかりと確認します。
工事費用、材料費、諸経費などが明確に記載されているか、また「一式」という曖昧な表記が多用されていないかもチェックしましょう。
各項目の単価や数量が明確に示されていることで、他社との比較も容易になります。
また、諸経費の割合は一般的に総額の5~15%程度とされており、これを大きく超える場合は、その理由を確認する必要があります。
提案内容
各業者から提示された提案内容を細かく比較します。
使用される材料や設備の品質、工事の具体的な方法、デザイン性などを総合的に評価しましょう。
また、予算内で最大限の効果を得られる工夫が盛り込まれているか、将来的なメンテナンスへの配慮があるかなども重要なポイントです。
図面や3Dパースなどを用いて、分かりやすく説明してくれる業者は、提案力の高さを評価できます。
工期・工程
工事期間中は、日常生活に少なからず影響が出ます。
そのため、具体的な工期と工程表が示されているか、また生活への影響を最小限に抑える工夫が提案されているかを確認します。
水道やガスが使えない期間の説明や、騒音が発生する作業の時間帯への配慮なども、重要なチェックポイントとなります。
また、工期が長引いた場合の対応方針についても、事前に確認しておくと安心です。
過去の実績とアフターフォロー
業者の信頼性を判断する上で、過去の施工実績は重要な判断材料となります。
類似した工事の実績写真や、可能であれば実際の施工例を見せてもらうことをおすすめします。
また、工事後のアフターフォロー体制も重要です。
保証内容や期間、定期点検の有無、万が一の不具合が発生した際の対応方針なども、必ず確認しておきましょう。
対応エリアや営業所の場所なども、アフターフォローの観点から検討するポイントの一つです。
自身の希望するサポート体制に合った業者を選びましょう。
リフォームで相見積もりを取る際のマナー
相見積もりは一般的な商習慣ですが、業者との良好な関係を保つためにはいくつかのマナーを守ることが大切です。
適切なマナーを心がけることで、より質の高い提案や対応を引き出すことができます。
他社の見積書を見せて値引き交渉をしない
「A社はこの金額でできると言っているのですが」と、他社の見積書を見せながら値引き交渉をすることは、マナー違反とされています。
信頼できる業者は、はじめから適正な価格で見積もりを提示しているため、過度な値引き要求には応じられない場合がほとんどです。
むしろ、何度も値下げに応じる業者は、工事の品質や安全性を犠牲にしている可能性があることを覚えておきましょう。
また、他社の見積書を見せることは、業者間の信頼関係を損なう行為にもなります。
何度もプラン変更を頼まない
見積書を受け取った後、「こういうプランではいくらになりますか」と、何度も変更を依頼することは避けましょう。
変更の回数が増えるほど見積もりの正確性が下がり、実際の工事価格との差が生じる可能性があります。
プラン変更が必要な場合は、最初の段階でできるだけ要望をまとめて伝え、変更は必要最小限にとどめることをおすすめします。
リフォームを依頼しない場合における相見積もりの断り方
見積もりを依頼した業者の中から、最終的に契約する業者を決めたら、他の業者への断りの連絡を入れましょう。
見積書を受け取ったタイミングでの連絡が、双方にとって最もスムーズです。
断り方は、電話やメールのどちらでも構いません。
「今回は他社に決めました」「今回は見送ることにしました」といった簡潔な伝え方で十分です。
断る理由を詳しく説明する必要はありませんが、見積もりや打ち合わせに時間を割いてもらった分、感謝の気持ちは伝えると良いでしょう。
なお、連絡をせずに放置するのは避けましょう。見積書の作成には時間と手間がかかるため、結果として契約に至らなくても、その旨を伝えることがマナーとされています。
適切な相見積もりで理想のリフォームを実現しよう
リフォームの相見積もりは、より良い業者との出会いを実現する重要な手段です。
適切な数の業者に依頼し、見積もり内容を丁寧に比較検討することで、満足度の高いリフォームが実現できます。
マナーを守りながら相見積もりを進めることで、業者からもより良い提案を引き出すことができるでしょう。
サワ建工では、建設会社ならではの豊富な知識と技術を活かし、一級建築施工管理技士や建築士など資格を持つ専門スタッフが、お客様一人ひとりに最適なプランをご提案いたします。
見積もりは無料で承っておりますので、住まいの改善をお考えの方は、ぜひ一度サワ建工にご相談ください。